ガラスの熱割れとは?



ガラスが直射日光を受けると、日射熱によって暖められた部分が膨張します。
一方、ガラス周辺のサッシに埋め込められた部分や影の部分はあまり温度が上昇しません。
暖められた部分がしだいに膨張していくのに対して、周辺部分や影の部分にはあまり変化がないので、周辺部付近に引張応力が発生します。
そのガラスのエッジ部の許容強度を越える引張応力が発生すると熱割れが起こります。
※熱割れは、冬の晴れた日の午前中に起こりやすくなります。サッシ周辺が冷え切っているのにガラス面は日射を十分に受けて温度が上昇するので、大きな温度差が大きくなる為です。
ガラスフィルムを貼付するとガラスの日射熱の吸収率が高まります
ガラスフィルムを貼付するとガラスの日射熱吸収率が高まり、サッシ埋め込み部分などのガラス周辺部との温度差が大きくなりやすくなります。
そのために、熱割れが発生する可能性が高くなります。
特に、直射日光を多く受ける部分に日射熱吸収率の高いフィルムを貼ろうとする場合には、様々な要因を検討して熱割れを回避する必要があります。
Rock a filmでは遮熱フィルムを御注文頂いた時には現場調査後に熱割れ計算しておりますのでご安心下さい。
(※ガラスの種類や熱割れ計算の結果によっては、お選びになったフィルムの色がご希望に添えない事もございますので、ご了承下さい。)
熱割れの要因
- ガラスの品種:
- フロート板ガラスは3〜12mm厚よりも16〜19mm厚の方が熱割れしやすいです。
- 網入りガラスはフロート板ガラスより熱割れしやすいです。
- ガラスの大きさ:
- 面積が大きいほど熱割れしやすい。
- 日影の状態:
- ガラス面に部分的に日影ができると熱割れしやすいです。
- カーテンやブラインドの有無:
- カーテンやブラインドは日射をガラス面に反射したり、ガラスとの間に熱がこもりやすくな
- ったりするので、無い場合より熱割れしやすいです。
- ガラス施工品質:
- 熱割れはガラスのエッジから始まるので、エッジの仕上げが雑だと熱割れが起きやすい。
- その他の要因:
- 窓の方位、建設地域、施工の種類/パテやシーリング材の違いなども熱割れの要因。
景観をあまり変えず暑さ対策をしたいというお客様へご案内させていただいており多くの反響をいただいております。
複層ガラスについて(ペアガラス・Low-eガラス)
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実際には、飛散防止、防犯フィルム(透明フィルム)などは問題なく貼れます。
熱割れ計算により、ご提案いたします。Rock a film(ロッカフィルム)では必ず熱割れ計算を行なってからの施工になります。